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医療業界ではカルシウムが脳疾患を防ぐ研究が継続中

医療業界では、カルシウムと生活習慣病の関係について1984年から研究を行っています。
アメリカのマッカロン博士がカルシウムと高血圧についての論文を出したことをきっかけに医療従事者に知れ渡りました。
日本人のカルシウム摂取量は、どの時代も低いとされます。
日本の伝統的な食事にはあまり含まれていないことが原因で、欧米人が良く食べる乳製品は小腸での吸収率が40%~50%なのに対し、日本人が積極的に食べる小魚や野菜は10%~30%しか体に取り込むことができません。

様々な研究でカルシウムが足りないと血圧が高くなることが分かっています。
高血圧は脳卒中などの脳疾患の原因になります。

研究は欧米人を対象にしたものだけではありません。
日本で行われた実験でもカルシウムの摂取量が多いグループはそうでないグループと比べて、脳疾患で亡くなるリスクが0.53倍に抑えられます。
日本人はナトリウムの影響を受けて高血圧になる人が多いですが、カルシウムは腎臓からナトリウムが排出されるのをサポートする作用があります。

また脳疾患の中でも医療現場でよく見られる脳梗塞の予防にも関わっています。
血栓は血管を詰まらせてしまいますが、これが形成される時は最初に血管の傷ついた部分に血小板が集まって、小さくまとまります。
それをフィブリンというタンパク質が取り囲むことで、赤血球や白血球が入りサイトカインという物質を放出するので、炎症が起こります。
血小板は細胞内のカルシウムイオンの濃度が高くならなければ凝固しません。
濃度が高くなるのは不足しているカルシウムが骨から溶け出している時なので、乳製品をたくさん食べて不足しないように注意すると脳疾患のきっかけが無くなります。